新時代到来!もはや台湾人は国際社会で沈黙しない!日本人も共に立ち上がれ!東京五輪で「チャイニ―ズタイペイ」と呼ばせない : 台湾は日本の生命線!

投稿日 :2016年8月27日

新時代到来!もはや台湾人は国際社会で沈黙しない!日本人も共に立ち上がれ!東京五輪で「チャイニ―ズタイペイ」と呼ばせない : 台湾は日本の生命線!
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2016/08/27/Sat

中国の圧力に屈したIOCのルールにより、中国の殖民地でもないのに「チャイニーズタイペイ」(中国領台北)なる架空の名称以外ではオリンピック参加が許されない台湾。そのような状況に陥ったのは一九八一年、国民党がIOCの決定を受け入れてからだ。

中国人を中枢する同党は、オリンピックにおいて従来の「チャイナ」の名を中華人民共和国に奪われた以上、「タイワン」と名乗らされるよりはましである、との判断が働いたのだ。

当時は同党独裁の時代だから、台湾人は文句を言いたくても言えない。そして文句が出ない以上、世界はその呼称に何の問題もないと思い込み今日に至っている。そのことは先頃のリオ五輪でも実証された。

言いかえれば、このように中国の「一つの中国」という虚構宣伝が国際社会に通用するという異常な状況は、「台湾人の沈黙」を前提に継続されてきた訳である。

しかし今、その「前提」が崩れ始めているのだ。なぜなら台湾人が声を上げ始めた。

台湾国内で台湾人意識の高揚、強化に歯止めがかからぬ状況の中で迎えたのがリオ五輪である。「チャイニーズタイペイ」の呼称押し付けへの反撥が従来になく高まった。そしてその閉会後、彼らの目に留まったのが日本でのネット署名活動だった。

東京五輪までに「チャイニーズタイペイ」を「タイワン」へ改めようと訴える、我々日本人の「台湾2020東京」アクションの一環である。

かくて署名が殺到し始め、それに合わせて複数のマスメディアが署名活動を紹介したこともあり、署名数はわずか二日間で一万数千人も増えた。


複数の台湾のマスコミが一斉に我々の日本における署名活動を紹介した

具体的に言えば、早くから署名呼び掛けを行っていた私の台湾人の仲間が、当初は三万三千人に留まっていた署名数を三万五千人に押し上げようとネットで協力を訴えたところ、一気に五万人を突破してしまったという訳だ。

これが物語るのは、「台湾人の沈黙」の時代が終わろうとしていることである。つまり世界の人々が「一つの中国」宣伝よりも台湾の世論を尊重しないわけにはいかない状況がやがて現出しようとしているということだ。

だから中国には、ただならぬ事態と映っているはずである。その証拠に、中国政府の感情を映し出す台湾国内の中国の代弁者の言動がある。

たとえばこの署名殺到の話題に関し、親中メディアの聯合報は、「IOCは請願署名を受け付けたことがない」などと強調する報道をわざわざ行い、署名を牽制した(遠回しに妨害した)。中国の露骨な代弁者として物議を醸し続ける芸能人の黄安などは、日本における署名の呼び掛けは民進党の陰謀だとのデマを流している。


署名活動に関して聯合報(左)は「無駄だ」と牽制の報道を行ったり、芸能人の黄安(右)は「民進党の陰謀だ」と誹謗したり…。中国の「代理人」たちの言論は中国の焦燥を映し出している

すでに民進党政権の発足で焦りを隠しきれない中国だが、今回の一件に関しても、対外宣伝の工作の上で困惑していない訳がないのだ。

だからこの際は日本人も「チャイニーズタイペイ」の呼称問題に関して立ち上がり、みなで声を上げてはどうか。

これは台湾国内の問題ではなく、世界が関与すべき国際問題なのだ。二〇二〇年には五輪を開催する日本の国内問題であるとも言うことができる。

そこで日台が共に手を携え、「一つの中国」宣伝を打破して世界の覚醒を促すのだ。そうした民間の努力もまた、中国覇権主義からアジアを守ることに大きく繋がるのである。