台湾からの共闘メッセージ/2020東京五輪「台湾」正名集会に向け(1) : 台湾は日本の生命線!

投稿日 :2016年10月12日

台湾からの共闘メッセージ/2020東京五輪「台湾」正名集会に向け(1)
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2978.html
2016/10/11/Tue

中国の圧力に屈従するIOCにより、「チャイニーズタイペイ」という名でしかオリンピックに参加できない台湾。そうした状況を東京五輪までには打破したい。そう熱望する日本人や在日台湾人が集結したのが十月十日に都内で開催されたのが“Taiwan is not Chinese Taipei!2020東京五輪「台湾」正名集会”(主催=台湾研究フォーラム)だ。会場には台湾での独立建国運動の第一線で活躍する人々から共闘メッセージが寄せられたので、ここではそれを紹介したい。

20161011142140b84


先ずは蔡竹和氏からのもの。同氏は台湾国内各地の街頭で「台湾は台湾」運動を推進する人物で、「Taiwan is not Chinese Taipei」などと書かれた横断幕、シャツ、プラカードなど次々と製作するなど大活躍だ。

■蔡竹和氏(「台湾就是台湾」運動推進者)

中国の中国航空の英語名は「air china」で、台湾の中華航空のそれは「china airlines」です。つまり「中国」も「中華」も「china」という意味です。
中国国民党の英訳は「Chinese Nationalist Party」で、中華台北のそれは「Chinese Taipei」となります。それはまた「China Taipei」とも訳せます。
したがって「Chinese Taipei」と名で台湾を呼ぶことは、現実的には全くの不条理であり、政治的な差別であり、国際社会による台湾の民族自決権への蹂躙に他なりません。
10月10日は1964年に東京五輪が開幕した日ですが、日本の友人たちが台湾正名のためにこの日を選んでいただいたことに感謝します。
私達は本当に2020年の東京五輪において「Chinese Taipei」と呼ばれる屈辱から脱し、尊厳ある「TAIWAN」の名で参加できることを願っています。そしてそのために台湾人はこれまでの何倍もの努力が必要だと考えています。


次は陳弈齊氏からのものだ。同氏は台湾における若きオピニオンリーダー。若者中心の政治団体、基進側翼を率い、太陽花学生運動などで脚光を浴びた。現在は同団体を基進党という政党に昇格させ、その主席を務める。

■陳奕齊氏(基進党主席)

台湾研究フォーラムの皆さま:

私は第三勢力である若者政党、基進党の主席、陳奕齊です。日本の友人の皆様が「台湾はチャイニーズタイペイではない」と訴える運動を推進し、中国の圧迫を受ける台湾人民のために声を上げられることに感謝いたします。
「台湾は台湾人の国家である」というのはすでに台湾社会でのコンセンサスです。台湾が長期間にわたり、中国の圧力の下、自分自身の名前で国際社会の活動に参加できないままであるのは人類の文明への侮辱なのです。そうした中で日本の友人の皆様が文明と正義を守ろうと、台湾のため立ち上がってくれたことに感謝しております。
2020年の東京五輪において、台湾が自分の名での参加を果たせることを祈って止みません。重ねて皆様に感謝いたします!!