強調された日台共闘!/台湾で報道された東京五輪「台湾」正名集会(2) : 台湾は日本の生命線!

投稿日 :2016年10月17日

強調された日台共闘!/台湾で報道された東京五輪「台湾」正名集会(2) : 台湾は日本の生命線!
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2016/10/17/Mon

我々台湾研究フォーラムが十月十日に都内で開催し、きたる東京五輪では台湾選手団を「チャイニーズタイペイ」ではなく「台湾」の名で迎えようと訴えた二〇二〇東京五輪「台湾」正名集会は、台湾では前回紹介した自由時報の他、少なくとも二つのテレビ局も報道したそうだが(現地での“目撃談”による)、その他台湾本土派のネットメディア、民報も大きく報道した。

実はこのメディアは「台湾でのオリンピックの旗と歌は自分で作る」という活動を開始し、注目を集めているところだ。

台湾選手団がチャイニーズタイペイの呼称の他、国旗、国歌の代わりにチャイニーズタイペイオリンピック委員会の旗と歌をも強要される状況を受け、「台湾は人民が総統を選挙で選ぶ民主国家。二〇二〇年の東京オリンピックで台湾選手団が誇りを以って台湾のイメージ、輝き象徴する『台湾オリンピック旗』を掲げ、台湾人民の心の声を代表する『台湾オリンピック歌』を奏でたい」とし、それらを公募しているのだ。

そうした中、日本では我々の集会が開かれたため、民報は次のような記事を掲げ、日台における運動の同時進行を強調した。

うれしいことだ。台湾への領土的野心から、「中国領台北」(チャイニーズタイペイ)の名を台湾に押し付ける中国覇権主義の前で、日台は民間レベルでも、こうした国境を超えた共闘が必要なのだ。

民報(十月十二日)
■台湾名義で2020東京オリンピックへ前進 台日両国民間が本格的に!

「十月十日は一九六四年の東京オリンピック開幕記念日であり、中華民国の自己満足の日ではない」。

開始から半年経った八月下旬で早くも五万人を突破した「台湾は台湾名義で東京オリンピックに参加を」とIOCに訴える署名活動の発起人、永山英樹氏は、このような方法で中華民国の「双十国慶」(※十月十日の中華民国ナショナルデー)に対応した。

つまりその日は東京で、「TAIWAN」の名での東京オリンピック参加の支持を表明する集会を盛大に開催したのだ。会場では「署名は五十万、百万人分集めたい」とも語った。

実際には日本だけでなく台湾においても、人権派医師である陳永興氏ら複数の台湾派のリーダーや団体が「台湾の旗と歌は自分で作る」活動を開始しており、日本の署名活動と相互に照らし合っている。

目標は共に台湾の台湾名での東京オリンピックへの参加実現だ。

二〇二〇年のオリンピックが日本の東京で開催されることから、友台派の日本人、永山氏は国内のネットユーザーに呼び掛けて「台湾は台湾。チャイニーズタイペイではない」との正名署名活動を開始。その結果、反響が熱烈だったため自信を高め、十月十日に集会を開催しただけでなく、更にこうした勢力を大集結させ、IOCに台湾名での参加を実現させようと考えている。

「台湾研究フォーラム」の会長である永山氏は集会において「台湾は中国ではなくチャイニーズタイペイでもない。台湾は台湾だ」と指摘。台湾支持勢力は協力し、友台的な安倍晋三首相や小池百合子都知事に対し、台湾が台湾名で参加できるよう提議すべきだと訴えた。

実際には民衆が署名活動を通じ、IOCに加盟者名を変更させた事例はなく、政治的現実がやはり最も重くのしかかる。しかしこのような活動による宣伝、影響は、かならず台湾が国際社会で更の多くの同情、支持を勝ち取ることに役立つと指摘する声もある。

活動の発起人で長期にわたって台湾独立を支持する永山氏は、日本文化チャンネル桜の台湾チャンネルのキャスターも務める。集会には、王紹英・在日台灣同郷会副会長、鈴木正人・埼玉県議、土屋敬之・前東京都議、吉田康一郎・前東京都議、三浦小太郎・アジア自由民主連帯協議会事務局長、水島総・日本文化チャンネル桜代表らも講演を行い、台湾を応援した。