仏では成功!中国の嘘を打ち破る「台湾正名」運動:台湾は日本の生命線!

投稿日 :2017年4月2日

仏では成功!中国の嘘を打ち破る「台湾正名」運動
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2017/04/02/Sun

毎年六月にフランスで開かれるアヌシー国際アニメーション映画祭。今年は台湾から詹凱勛監督の「What a peaceful day」が出品されるが、同映画祭の公式サイトでは出品国名が「Taipei chinois 」(中国領台北=チャイニーズタイペイの仏語表記)となっていた。

訂正前

これに気付いた仏在住の台湾人漫画家、林莉菁は、欧米在住の台湾人に抗議を呼びかけた。彼女自身も二〇〇四年にこの映画祭に参加しているが、当時国籍表記が「中国」に変えられているのを知ったという。今回は台湾の駐仏代表処(大使館)も初めて主催者に書簡を送った。台湾最大紙、自由時報もこの問題を取り上げた。

主催者は当初「敏感な問題を巡ってもめないようにと、仏外務省のアドバイスに従った」と釈明していた。要するに中国が台湾の中国領扱いするよう要求の圧力を加えていたということだろう。そこでトラブルを嫌い、台湾を犠牲にしたという訳だ。しかしほどなく、「Taiwan」へと訂正した。正名運動の成功だ。

訂正後

この運動を推進した欧州台湾協会連合会の傅佩芬会長はこう語る。

「自分の国は自分で救うもの。成功するとは限らないが、立ち上がらなければ何もならない。台湾人は失敗に慣れたり、沈黙することに慣れてはだめだ」と。

その通りだろう。海外在住の台湾人には、中国人と論争して他国に迷惑を掛けてはならないと考え、沈黙、忍耐する傾向があるが、そうした「美徳」が逆に仇となり、しばしば他国から尊厳を傷つけられてきた。

しかし実際には今回のように、台湾人自身が勇気を以って声を上げたことで、一度は中国に迎合した他国も、何とか良心を取り戻すことができたのである。

現在、二〇二〇東京オリンピックでの「チャイニーズタイペイ」から「台湾」への改称を求める台湾正名運動が広がっているが、願わくばここでも多くの台湾人が立ち上がらんことを。

そしてこの闘争には台湾人だけではなく日本人も立ち上がっている。それは主催国である我が日本が台湾の尊厳を踏み躙る国に成り下がってほしくないからである。

間違ったものは糾さなければいけない。台湾正名運動とは実は、中国覇権主義の嘘の宣伝(「一つの中国」宣伝)を打ち破るための運動であり、世界中の良識ある人々が共に参与すべきものなのである。真実を優先するか、中国の宣伝を優先するかという人としての良心、良識の問題なのだ。