【ユニバーシアード報道まとめ】「一つの中国」配慮、ボイコット拡大? 台北ユニバ19日開幕:西日本新聞 他

投稿日 :2017年8月19日

「一つの中国」配慮、ボイコット拡大? 台北ユニバ19日開幕 – 西日本新聞
https://www.nishinippon.co.jp/nnp/world/article/351888/
【台北・中川博之】学生スポーツの祭典、ユニバーシアード夏季大会が19日、台北市で開幕する。台湾では過去最大規模の国際スポーツ大会で、初めての開催。台湾政府は威信を懸けて準備を進めてきたが、中国代表団が団体競技の参加を見送るなど中台関係悪化の影響も出ている。

 大会には140カ国・地域から約8千人の選手が参加する見通しで、30日まで22競技が行われる。「台湾は中国の一部」と主張する中国の台湾統一に向けた圧力が強まる中、台湾政府は大会を通して台湾の存在を国際社会にアピールしようと、大会経費171億台湾元(約615億円)を計上。98億台湾元(約350億円)をかけて会場や選手村を整備し、テロ対策や観光・文化のPRにも力を注いできた。19日の開会式には2万5千人を超える観客が来場、蔡英文総統も出席する予定。

 台湾メディアによると、中国の団体競技不参加以外にも、中国と関係を深める国の中にボイコットの動きがあるという。大会を運営する組織委員会は「軽々しく不参加を決めるべきではない」と話している。

=2017/08/19付 西日本新聞朝刊=


東京五輪は「台湾」として出場を! 日本人有志の後押しを受け、関係者が訪日=台湾メディア:サーチナ
2017年8月8日 11時12分 (2017年8月19日 17時55分 更新)
http://www.excite.co.jp/News/chn_soc/20170808/Searchina_20170808033.html

 五輪を始めとする国際的なスポーツ大会に台湾代表が参加する場合、その名称に「台湾」を用いず「中華台北」(チャイニーズタイペイ)を用いるのが通例になっている。この名称をめぐるトラブルはこれまでにしばしば発生しており、特に中国大陸側はその都度厳しい態度を示してきた。
 
 台湾メディア・中央社は5日、台湾の団体が5日に日本を訪問し、2020年の東京五輪に「台湾」の名称を用いる運動を行うと報じた。
 
 記事は、台湾の国連参加を呼びかけている「台湾連合国協進会」一行が5日から9日にかけて日本を訪れ、日本の国会議員やシンクタンクと面会して日台間の経済、貿易関係、地域の安全協力などについて意見交換するほか、日本人の有志とともに東京五輪で台湾の名称を用いるための運動を展開する予定であると紹介。
 
 同会の蔡明憲理事長が「東京五輪に台湾代表の名称を用いようというのは、日本の友人による自発的な行動。外国の人まで尽力してくれているのだから、われわれは台湾人を代表して参加し、応援しなければ」と語ったことを伝えた。
 
 蔡理事長はさらに「われわれは日本、米国、欧州などのNGOや政治家との交流や、海外華僑の力を通じて、台湾名義での国際組織参加を推進していきたい」ともコメント。また、同会の広報担当者は「間もなく台北で始まるユニバーシアードに向けて、多くの団体が『台湾』の名称使用に向けたPRの準備をしている」としている。(編集担当:今関忠馬)

※関連記事、台湾聯合国協進会の来日報告
都内で日台友情の「台独運動」―東京五輪「台湾正名」を訴え!(附:8・6池袋駅前―街頭演説・署名活動の案内):台湾は日本の生命線!
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-3187.html


ユニバ開幕式、中国欠席か 台北で開催、蔡英文総統が出席 – 産経ニュース
http://www.sankei.com/world/news/170803/wor1708030046-n1.html
2017.8.3 19:41更新

 台湾メディアは3日、台北で19日開幕するユニバーシアード夏季大会で中国代表団が同日夜の開幕式を欠席するとの見通しを伝えた。開幕式には蔡英文総統が「総統」の肩書で出席する予定で、中国が反発しているとみられる。

 行政院(内閣)の報道官は3日の記者会見で「開幕式に出席するかどうかは各国の判断で、尊重する」と語った。

 中国は団体競技の参加を見送ったが、個人競技は参加を決めた。選手ら約200人が訪台する予定。(共同)