【報道】額に「台湾」入れ墨のお騒がせ英国人、中国人集団からフルボッコ!前歯を2本折られる:サイゾー

投稿日 :2018年6月2日

【報道】額に「台湾」入れ墨のお騒がせ英国人、中国人集団からフルボッコ! 前歯を2本折られる
http://www.cyzo.com/2018/06/post_164296_entry.html
2018.06.01 金

 蔡英文が総統に就任して以来、関係がギクシャクしている台湾と中国。中国は、台湾が外交関係を持っていた国と次々に国交を結び、圧力を強めている。

 そうした緊張関係の影響か、最近では民間人同士の衝突も少なくない。先日は、オーストラリアに留学中の中国人が、台湾人への殺害予告をして大学を退学処分になったニュースを紹介したが(参照記事)、今度は親台派の英国人が中国人のリンチを受ける事件が起きた。

 台湾の英字紙「Taiwan News」(5月27日付)によると、台湾在住歴14年のポール・ファレルさんは20歳の時に台湾人女性と結婚し、中華民国国籍を取得。現在は南部の高雄市で英国式のバーを経営している。

 そんなポールさんは2017年10月、酔った勢いで額に「台湾」の文字、顎に中華民国の国旗の入れ墨を入れたことで話題になった。しかし、そのあふれんばかりの台湾愛があだとなったようだ。

 カンボジアに旅行中だった先月27日、ポールさんはシアヌークビルのバーで酒を飲んでいたが、額の「台湾」を見つけた10人ほどの中国人の集団が「中国は台湾だ」と話しかけてきた。ポールさんはすぐに「台湾は台湾」と反論。台湾は中国の一部ではなく、あくまでも台湾だと主張したわけだ。彼らはポールさんに、台湾が中国の一部であることを認めるよう迫ったが、ポールさんは認めない。カッとなった彼らは、寄ってたかってポールさんを袋叩きに。ポールさんは全身を負傷し、歯が2本折れた。たまらずに「台湾は中国」と認めざるを得なかった。


 報道を受け、台湾のネット上では「共産党の犬は、ファシストみたいなものだ」「中国の畜生が暴力を振るうことには、なんの意外性もない」「中国がよく口にする法治主義は葬り去られ、人民は暴力で問題を解決する」などと、辛辣な意見が多く見られた。

 ポールさんは今後、外を歩く際は帽子を必ず着用するとし、入れ墨を消したいと話すとともに、台湾人が海外に行く時は安全に注意するよう呼びかけた。

 中台両岸から多くの観光客が訪れる日本で、こうした衝突が起こらなければいいのだが……。

(文=中山介石)