2013年9月「運動開始宣言」台湾研究フォーラム 永山英樹氏

投稿日 :2016年1月8日

 本稿は2013年9月に2020年五輪の東京開催が決まった直後、「チャイニーズタイペイ」から「台湾」への呼称変更要求運動を本格化させる意向を台湾に向け表明した台湾研究フォーラムの永山英樹会長の文章。台湾紙「自由時報」(9月22日)の自由広場欄に掲載されたもので、日本語訳も併せて掲載する。


東京奧運不想看「中華台北」
◎永山英樹

二○二○年夏季奧林匹克運動會,主辦城市正式決定為東京。屆時,我們台灣研究論壇將廣泛呼籲日本人參與為友邦台灣隊加油的行列。

但是,我們不希望台灣以「Chinese Taipei」之名參加這場奧運,因為我們擔心多數日本人相信共產中國「台灣是中國一部分」的宣傳。

所以,我們準備發起將其名稱改為「台灣」的啟蒙運動。雖然我們民間的力量無法改變IOC的規則,但包括媒體在內的日本人,沒有義務必須遵守其規則。因此,奧運會之前,比如說有日本的電視台以「Chinese Taipei」來稱呼台灣隊等的行為時,我們將對其進行要求正名的活動,也希望台灣朋友不要再稱呼自己為「中華台北」(Chinese Taipei)。

因為在國際社會上,「中華」意謂的不是「中華民國的台北」,而是「中華人民共和國的台北」!二○二○將是台灣對國際社會發聲的最佳時機,請大家千萬不要錯過這個機會。若台灣人民自己發聲說「台灣不屬於中國」,對日本及國際社會將更有說服力和影響力。

(作者為日籍作家、台灣研究論壇會長


2013年9月「運動開始宣言」台湾研究フォーラム 永山英樹氏


東京五輪で「チャイニーズタイペイ」の名を見たくない
◎永山英樹

 2020年の夏季五輪の開催都市に東京が正式に決まった。開催されれば、我々台湾研究フォーラムは日本人に対し、友邦台湾の代表を応援しようと広く呼び掛けるつもりである。

 ただし我々は台湾が「チャイニーズタイペイ」の名で参加するのは望まない。なぜなら多くの日本人が中国の「台湾は中国の一部」という宣伝を信じてしまう可能性があるからだ。

 そのため我々は今、その呼称を「台湾」へと改める啓蒙運動を始める準備中である。我々民間の力にはIOCの規則を改変する力はないが、しかしメディアを含む日本人に、そうした規則に従う義務はない。そこで五輪開催の前の段階で、例えば国内のテレビ局が台湾代表を「チャイニーズタイペイ」と呼んだなら、我々はそれに対して呼称を正すよう要求したいと考えている。

 また台湾の人々に対しても、「中華台北」(チャイニーズタイペイ)と自称しないよう望みたい。なぜなら国際社会において、それは「中華民国の台北」ではなく「中華人民共和国の台北」を意味してしまうからだ!

 もし台湾人自身が「台湾は中国の属さない」との声を上げれば、日本及び国際社会に対して更に説得力、影響力を発揮することになろう。2020年は台湾にとり国際社会に対して声を上げる最良のチャンスとなろう。ぜひそれを逃さないでほしい。