台湾メディアも報道!「チャイニーズタイペイではなく台湾だ」と訴える「台湾2020東京」アクション : 台湾は日本の生命線!

投稿日 :2016年2月13日

2月10日から11日にかけて台湾の新聞社のサイトで「台湾2020東京アクション」が報道されました。
永山英樹氏のブログ「台湾は日本の生命線!」で台湾の報道内容を紹介しています。


台湾メディアも報道!「チャイニーズタイペイではなく台湾だ」と訴える「台湾2020東京」アクション
http://mamoretaiwan.blog100.fc2.com/blog-entry-2762.html

国際競技会で「チャイニーズタイペイ」なる呼称を台湾代表に押し付ける台湾国際オリンピック委員会(IOC)。もちろん中国の要求に従ってのものである。

日本語に訳せば「中国領台北」。まさに台湾侵略政策を正当化するための政治宣伝工作の産物である。

「チャイニーズタイペイ」の呼称は中国の宣伝工作の産物。そのことを日本人のどれほどが 理解しているのか

「チャイニーズタイペイ」の呼称は中国の宣伝工作の産物。そのことを日本人のどれほどが理解しているのか

日本人としては少なくとも、二〇二〇年に開催される日本栄光の東京オリンピックでは、台湾代表を「台湾」代表と呼んで歓迎し、応援したいものである。

なぜならこれは、「スポーツに政治を持ち込んでいいのか」「侵略国家に加担していいのか」「台湾及び台湾国民の尊厳を傷つけていいのか」という問題であるからに他ならない。

ところが、日本ではそうした指摘がほとんど聞かれないのだ。要するに多くの人々は台湾が「中国領」であるとの誤った認識や印象を持ってしまっているのだろう。

そこで我々台湾を支持する有志は、東京オリンピックまでに「台湾は台湾だ」との正しい認識を全国に広げるべく、「台湾2020東京」アクションという運動を開始した。

そして手始めにHPを開設するとともに、二月初旬にはIOCに対し「チャイニーズタイペイではなく台湾と呼ぶ」ことを求めるネット請願署名の呼び掛けを始めた。

請願文は以下の通り。

チャイニーズタイペイは「台湾は中国の一部である」という中国政府の政治的な圧力によって生まれた呼称です。中国政府は国際スポーツを政治問題に利用し、自らの主張を国際社会に宣伝しています。
台湾は台湾であり、中国ではありません。
2014年のひまわり学生運動や2016年の総統選挙からも分かるように、台湾国内で台湾人としての強いアイデンティティがあることは世界中の人々が理解していると思います。そして現在、台湾では国際スポーツの会場で「台湾は台湾」という横断幕を掲げ、チャイニーズタイペイを使うことを拒否する運動が起きています。
私たちは台湾の人々の声に共感し、チャイニーズタイペイではなく「台湾は台湾」であることを国際社会に求めます。
多くの国の人々が賛同し、国際社会が認めることによって、チャイニーズタイペイという呼称を台湾に変えることが出来ると私たちは信じています。
最後に、この署名を立ち上げた私たちは日本人の立場として、2020年の東京オリンピックで台湾代表が台湾の表記で出場することを切に願います。
私たちはこの署名を立ち上げましたが、訴える方法は一つではありません。思想と表現の自由を尊重し、自由にそれぞれの方法で平和的に行動する人々が増えることを望みます。


当初呼びかけ文はこのように日本語だけだったのだが、しかし開始直後、署名運動の情報が台湾に伝わり、ちょっとした話題になったようだ。そしてこれがメディアに注目されたらしい。

十日には署名活動やHPのことが、本土派のネットメディア「民報」に取り上げられ、それを有力紙アップル日報のニュースサイトが転載した。見出しは「阿里加多!日本で台湾の2020東京五輪への正名参加の呼び掛け」(阿里加多は「ありがとう」と読む)。

民報の記事

民報の記事

またその日には、台湾本土派である三立テレビと、やはり本土派で発行部数最多の自由時報のニュースサイトも報道を行っている。

三立テレビの記事

三立テレビの記事

自由時報の記事

自由時報の記事

それらの中には、こんなことも書かれていた。

「彼ら(我々を指す)は台湾の民衆が国際舞台で名を正したいとの思いに同情し、今回の署名活動を通じてIOCと東京オリンピックの主催国である日本の支持を獲得し、世界にあらためて台湾を認識させたいと願っている」(三立)

そのとおりだ。まさに我々は、そうした思いでやっている。そしてこうした思いは、全国の日本人にも共有されるはずだと信じている。

こうした報道のおかげで、そしてちょうど中国語の呼びかけ文も完成したこともあり、台湾人の署名が急増中。そこで日本人にもぜひ応じてもらいたい。

そしてこうした活動は中国にも見せつけたいと思うのだ。「どんなに台湾を孤立させようと狙っても、日本人は台湾の味方だ」ということを知らせるために。