台湾で日台共闘を訴える―2020東京五輪「台湾正名」運動(附:番組動画) : 台湾は日本の生命線!

投稿日 :2017年1月9日

台湾で日台共闘を訴える―2020東京五輪「台湾正名」運動(附:番組動画)
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2017/01/09/Mon

東京オリンピックでは台湾選手団を「チャイニーズタイペイ」ではなく「台湾」の名で迎えようと訴える運動を進める中、一月一日には「2020東京五輪『台湾正名』推進協議会」(水島総会長)を都内に開設。その活動の一つとして、東京都議会に対する日台合同の請願署名活動も開始したが、このあたりは台湾メディアにも取り上げられ、同国で大きな話題になったようだ。

そこで私は六日、台湾台北のテレビ局、民視(FTV)の政治討論番組「政経看民視」(政治経済は民視で)に出演し、この運動に関して語ってきた。

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台湾国内では毎日八時台のゴールデンタイムなどで放送される高視聴率番組で、特に台湾本土派、民主派の間では絶大な人気を誇っており、その影響力は図り知れず、中国にとっては許し難い存在である(そのためらしいが、番組がユーチューブにアップされると、しばしば削除されるらしい。実際に今回も、一度削除された)。

したがって台湾との共闘を求めてきた私には、今回の出演はまたとないチャンスと言えた。

人気司会者、彭文正氏の進行の下、私は日本で活動を共にする仲間達を代表し、以下のように発言した。


―――運動の動機や背景は?

第一に、我々は台湾を愛している。台湾は日本の兄弟国だと思っている。

第二の理由は、東日本大震災の時に、台湾はあれほど大きな支援の手を差し伸べてくれた。そして今回は我々が台湾のために声を上げる番だからだ。

第三の動機は、李登輝元総統が言った言葉だが、日本と台湾が生命共同体であることだ。中国は目下、チャイニーズタイペイという名称を利用して、国際社会に対し、台湾は中華人民共和国の一部であると宣伝している。その目的はもちろん、中国の台湾併呑に対し、国際社会に反対させないためだ。だから日本人は台湾のためにも日本自身のためにも、中国の台湾侵略の野心に反対しなければならない。我々はこの運動を通じ、日本を含む国際社会が、台湾と中国は別々の国であることをはっきり理解させ、みなで中国の台湾併呑に反対できるようにしたいと考えている。

―――あなたのこのような親台湾の主張は、日本の社会に受け入れられるか?

私は問題ないと思っている。現在のところ、JOC(日本オリンピック協会)を含む一般の日本人は、チャイニーズタイペイの名称に問題があることを理解していない。なぜなら台湾までそう自称しているからだ。しかし今後台湾人が「台湾は台湾。チャイニーズタイペイではない」という心の声を上げていくなら、日本は東日本大震災以降、世界一の親台国家になっているので、台湾人の声を聞いたなら、きっと台湾を支持すると思う。台湾の正名に反対する理由などない。

―――そうした親台湾の主張を政府の政策に反映させることはできるのか?日本社会に受け入れられるのか?

今のところよくわからない。なぜならこの問題は中国の「一つの中国」問題に関わっており、政府はこの敏感な政治問題には関わりたがらないからだ。ただ台湾政府が直接日本政府に台湾正名を要求したなら、この問題に直面せざるを得なくなるだろう。

ーーー台湾は国際社会でどのような方向に進むべきか?台湾政府にアドバイスを。

たとえばWHO総会で蔡英文政府はチャイニーズタイペイの名を受け入れてしまった。そうなると外国はその名称で問題ないと誤解してしまうだろう。


以上のような感じである。こうした話に司会者は共鳴してくれた。またこの番組の常連出演者で、台湾では広く尊敬を受ける米国在住の中国人ジャーナリストで曹長青氏もネット中継で画面に登場し、我々の運動を全面的に応援してくれた。

ところで我々はすでに台湾の台湾団結聯盟、台湾独立建国聯盟、自由台湾党など台湾独立派の政党、政治団体とは早くから共闘の約束があり、今回の訪台ではそれぞれのトップと今後の提携について話し合ったのだが、もう一つ、ヒマワリ(太陽花)運動以降注目を集める青年政党の基進党などは、すでに全国各地に窓口を設け、署名活動を開始している。


実は今回の出演も、基進党の陳弈斉主席の働きかけで実現した。このように日台共闘の態勢の基盤は整いつつあるところだ。

我々日本人としては、台湾側の期待と信頼にはしっかり応えなくてはと思っている。



2017.01.06【政經看民視】
https://www.youtube.com/watch?v=iCu39neWAHw
2017/01/08 に公開
來賓名單:(視訊連線:曹長青老師)
周玉蔻、鍾年晃、王瑞德。
胡忠信、黃偉哲、永山英樹。