中国大使 台湾めぐる日本の対応にくぎ刺す
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170404/k10010937041000.html
4月4日 19時23分
中国の程永華駐日大使は、赤間総務副大臣が公務で台湾を訪問したことなどを念頭に、「中国と日本の国交正常化の原点を忘れることなく、ルールをきちんと守る信義が大事だ」と述べ、台湾をめぐる日本側の対応にくぎを刺しました。
程永華大使は４日、都内の中国大使館で、日本語で記者会見しました。
この中で程大使は、安倍総理大臣と習近平国家主席が去年９月に中国の杭州で首脳会談を行い、ことしの日中国交正常化４５周年などを機に、両国関係の改善を進めることで一致したと振り返ったうえで、「正月以来、いくつかの問題ではスムーズにいっていない」と述べました。
これは、日本の台湾に対する窓口機関の名称を「日本台湾交流協会」に変更したことや、赤間総務副大臣が先月、公務で台湾を訪問したことなどを念頭に置いたものです。
そして、「中国と日本の国交正常化の原点を忘れることなく、互いに話し合って決めたルールを、きちんと守る信義と信頼が大事だ」と述べ、台湾をめぐる日本側の対応にくぎを刺しました。
