香港デモ 台湾学生団体らが条例撤回を訴え 台北で会見:フォーカス台湾
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2019-06-12 11:09
(台北 12日 中央社)中国本土への容疑者引き渡しを可能にする「逃亡犯条例」改正案に抗議する大規模デモが香港で発生したのを受け、台湾の学生団体の代表や学生運動元リーダーの林飛帆氏らが10日夜、香港の在台窓口機関、香港経済貿易文化弁事処(台北市)前で記者会見を開き、香港政府に条例の撤回を求めた。現場には数十人の支持者が応援に駆け付けた。
林氏は、同条例が可決された場合、香港に入境または乗り継ぎで立ち寄った際に中国側に「中国の法律に違反した」とみなされれば中国本土に引き渡されることになると指摘。台湾の非政府組織(NGO)活動家、李明哲氏が2017年に中国本土で身柄を拘束された事件に言及し、同条例は「国家の安全と人々の安全に関わる問題」だと訴えた。その上で、総統選に名乗りを上げている候補者に対し、この問題について態度を明確に表明するよう求めた。
会見には林氏のほか、台湾大や成功大の各学生会会長や台湾独立派の活動家、羅宜氏らが出席した。