台湾からの共闘メッセージ/2020東京五輪「台湾」正名集会に向け(2) : 台湾は日本の生命線!

投稿日 :2016年10月16日

台湾からの共闘メッセージ/2020東京五輪「台湾」正名集会に向け(2) : 台湾は日本の生命線!
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2016/10/16/Sun

都内で十月十日に開かれた“Taiwan is not Chinese Taipei!2020東京五輪「台湾」正名集会”(主催=台湾研究フォーラム)は反中国覇権主義の集会とも言えた。

そもそも中国がIOCを通じて「チャイニーズタイペイ」(中国領台北)の名を押し付けるのは、もちろん自らの台湾侵略政策を正当化するための宣伝工作の一環としてだ。世界の前で台湾が中国の一部であると印象を広げるだけでなく、「台湾自身も中国の一部であると認めている」と強調するのが狙いである。極めて狡猾だ。

したがって、東京五輪では「チャイニーズタイペイ」ではなく「台湾」と呼称せよと訴える運動は、反中国覇権主義の宣伝工作への反撃ということができるだろう。そしてだからこそ、台湾の独立運動陣営とは共闘体制が形成されつつあるのである。

引き続き、集会会場に寄せられた台湾からのメッセージを紹介したい。

初めに李登輝元総統を精神的指導者と仰ぐ政党で、勇敢な対中強硬姿勢で知られる台湾団結聯盟からのものを。


■劉一德(台湾団結聯盟主席)/王銘源(台湾団結聯盟副幹事長)



このたび東京の自民党本部を訪問し、日華議員懇談会の古屋圭司幹事長をはじめとする国会議員の先生方をお会いした際、台湾は2020年の東京五輪には台湾の名で参加したいと伝えました。
台湾では現在普遍的に、台湾はチャイニーズタイペイではなく台湾であり、台湾の名で国際機関に加盟し台湾の名で国際競技大会に出場したいと訴えています。
台湾団結連盟も最近台北で、「台湾」の名で国際競技会への参加を求める記者会見を開いております。
今年の10月10日には日本の友好団体の友人たちが東京で、台湾はチャイニーズタイペイではないと訴える活動を行うと伺いましたが、台湾においても、台湾団結連盟はその日朝、所謂双十節の祝賀行事が行われる総統府前において「台湾は台湾」と書かれたステッカーを配布する活動を行います。つまり台北と東京で同時に台湾のために声を上げる訳です。
台湾はチャイニーズタイペイではありません。台湾は台湾です。私達は共に頑張りたいと思います。日本の友人の皆様には感謝しております。

次は、著名な台湾独立建国運動のリーダーの一人である王献極氏からのもの。


■王献極(台湾国弁公室創設人)


台湾研究フォーラムが長きにわたって台湾のために声を上げて下さることに感謝申し上げます。
全ての日本の皆様のご支持の下で台湾がTeam Taiwanの名で2020東京五輪に参加できることを期待しております。
台湾は台湾人の台湾であり、中国人の台湾ではありません、Chinese Taipei は台湾を代表できず、Chinese Taipeiで台湾を言い表すのを拒否することが台湾人の全体的なコンセンサスです。
台湾人には名実ともに台湾の名で国際機関、国際交流に参加する決意があります。全ての国と対等であることは台湾人の権利であり、それは国際社会に剥奪されるべきものではありません。
幸い台湾研究フォーラムは、台湾を支持される日本の皆様と共に、台湾のために率先して正義の声を上げ、台湾の名で東京五輪に参加することを支持して下さいます。日本の支持と台湾人の努力という双方の協力の下で、Team Taiwanの旗が会場に翻ることを信じてやみません。
最後に日本の国運隆昌と東京五輪の成功、そしてTeam Taiwan出陣の実現を祈念致します。