新潟県柏崎市議会が「台湾正名」意見書を可決 : 台湾は日本の生命線!

投稿日 :2017年7月2日

台湾問題を「人権問題」と見抜いた柏崎市議会に感謝、激励の声を届けたい: 台湾は日本の生命線!
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2017/07/01/Sat

新潟県柏崎市議会議では六月二十日、東京オリンピック・パラリンピックで台湾選手団の呼称を「チャイニーズタイペイ」から「台湾」へ改めるよう訴える以下の意見書が全会一致で可決された。


東京オリンピック・パラリンピックでの台湾選手団の呼称に関する意見書

 現在、オリンピックにおいて、台湾代表選手団は「チャイニーズタイペイ」(中国領台北の意)の名でしか参加できない。
 しかし、そのような地名は世界のどこにも存在せず、そもそも台湾を中華人民共和国(以下、中国)の領土と断じるのは、台湾を併合するための中国の政治方針に基づいており、その呼称の使用はスポーツへの政治の持ち込みに等しい。
 さらに台湾が中国領土であり、その住民は中国国民であるとの誤った印象、認識を世界に広げることは、台湾人民の尊厳と人権を著しく侵害するものであり、「政治的理由による差別」を禁じるオリンピック憲章にも違反している。
 また、1964年に行われた東京オリンピックにおいて、台湾代表選手団は「中華民国:Taiwan」の呼称で出場していることも考慮すべき事実である。
 よって2020年東京オリンピック・パラリンピックを、世界に誇れる真の「平和の祭典」にするため、東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣をはじめとする国の関係機関は、主催者である公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会に働きかけ、台湾選手団を「チャイニーズタイペイ」ではなく、正しく「台湾」と呼称するよう求める。
 以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。

理由 東京オリンピック・パラリンピックを真の「平和の祭典」にするため

平成29年6月20日


以上のようなものだ。

ところで田中角栄の出身地で日中友好交流も盛んなこの町で、なぜ中国が嫌がるような訴えが「全会一致」で採択されたのか。

この意見書を起草した三井田孝欧市議によれば、市議会では親中的な革新系も含めて人権問題に関心が高く、この件も人権問題として捉えられたからだという。

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意見書を起草した三井田市議。2020東京五輪「台湾正名」推進協議会の新潟県支部長も務める

意見書が「台湾が中国領土であり、その住民は中国国民であるとの誤った印象、認識を世界に広げることは、台湾人民の尊厳と人権を著しく侵害するものであり、『政治的理由による差別』を禁じるオリンピック憲章にも違反している」と強調するように、実際にこの「台湾正名」は「台湾人の人権擁護」と言い変えることができるのである。

それにしても市議会の見識の高さには敬意を表したい(もちろん三井田氏の問題提起によるところ大ではあるが)。

なぜならこれまで日本では、政府もマスメディアも一般国民も、台湾を威圧し続ける中国の姿勢を、台湾人の人権問題の観点から考えるのが稀だったからである。一つの快挙であると讃えるとともに、これを台湾の人々にも伝えたい。

それにはやはり、中国の悪影響が大きかったと思う。中国の誘導や恫喝で、「中国の嫌がることは言わない・しない」をよしとする風潮に覆われたのが、田中角栄による日中国交樹立以降の日本社会だ。あの横暴な覇権主義国家を批判しないとなれば、あの国家に虐げられる人々の苦しみなど、見て見ぬふりをするのが当然だ。

しかしそうした中だからこそ、あの柏崎の議員たちが、今回のように良識を堂々と示したというのは特筆に値する。もしや勇気を重んじる風土があるのだろうか。

そこで全国の人々が、同じような勇気と良識を持ち、東京オリンピック・パラリンピックを台湾人の人権侵害の場にしてはならないと訴えてほしいと思うのだ。

日本が国を挙げてそう叫ぶに至れば、国際社会もきっと覚醒し、覇権主義国による台湾差別の振る舞いを見て見ぬふりをしてきた状況は、きっと改善へと向かうはずである。

■柏崎市議会に感謝、激励の言葉を送ろう!

新潟県柏崎市議会事務局
TEL:0257-23-5111 内線340
E-mail : gikai@city.kashiwazaki.niigata.jp

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柏崎市議会が「台湾正名」意見書を可決ー「チャイニーズタイペイ」を「台湾」に!(附:チャンネル桜の関連報道動画) 17/06/29
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